わたいりカウンター

わたいしの時もある

四十音始終(一)

 

淡いだろ 一番いいとうらやんで
え働けず 幼かったです

隠しても気にならないの?くさいけど
倹約を旨と 孤独で死ぬと

砂漠までしじみを飲んで健やかに
生活はつづく そんなことある?

無料(タダ)よりも血が通ってるつみき積む
手に浮く線は途絶えず伸びてよ

ナン食べる人間だったぬばたまの
ねこが紛れる野辺の秋風

歯並びが引く水平線風呂に浮く
屁を見て鼻はほのかに動く

「待ってるよ」身近な人の村雨
目元を見ても戻らないから

ラッパ吹くリクガメばかり瑠璃色で
レンガを積んで労働未遂