わたいりカウンター

わたいしの時もある

四十音始終(三)



明るさは言い淀まない うぐいすの
永遠に鳴くおく山怖し

神さまは君の近くで朽ちちゃうし
敬虔だった子らも泣いてるし

淋しくてしょうがない 鼻をすすってさ
洗濯機まわすそれしかない

立ち食いの中華そば屋でつけ麺が
できるのを待つ 時計の針と

なれた足取りで人間のぬしとして
寝静まってからのり弁を食う

灰皿を引き出しから出しふつふつと
へらず口の聞こえる方を見る

マリオネットみたいな子って無視して
目がチカチカする もみじ浮く頬*1

ランドセルりょうてにかかえるんるん
レジのまえくる6さいのひと




*1:メモ


 今日はスプラトゥーン公式から前作で長年愛用していたブキの追加が発表されて、もうそれしか考えられなくなってしまった。古今和歌集を読んでいても気づいたらもみじという言葉を探していて、
この川にもみぢばながるおく山の
雪げの水ぞ今まさるらし
(古今/冬/320)
を見つけて「タイムラインにもみじ追加ツイート流れてきてテンション上がってるわたしじゃん!」と思ったりしたのだけど、それを文章で長々書くのは流石に歌に向き合えてなさすぎるし、デートで元カノの話ばかりする男のような気持ち悪さで横っ面を引っぱたかれても文句は言えなそうだったので、手を動かすことにした、という経緯があった。