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わたいしの時もある

贈答答答答

 「贈答」ということばの「答」の字が、ほんとなら違う漢字なのでは? と思って調べるとこれであってた。「応答」が「こたえる」と読むふたつの漢字でつくられら熟語であるように、「贈答」も「おくる」と読む漢字ふたつで構成されてるのではと錯覚してたらしい。「贈る」と「答える」って同じようで反対の意味の漢字で作られた熟語だ。だれかが贈ったからこそ、初めてそれに答えることができるのではないか。そう考えると物や心が長いスパンで行ったり来たりしている気配があって、社会というか関係性って感じがする。ひとつの「贈」からはじまって、あとはお互いに「答」「答」「答」「答」……と繰り返されていくのかと思うと、関係性とはずっと途切れないもののように思えてしまった。……どの口がそんなことを言っているんだ? あわてて既読スルーしてしまっているメッセージを返さないとなと思った。