わたいりカウンター

わたいしの時もある

親と落語を見に行きました

 チェーンの居酒屋で飲むよりも、読めない看板の中華屋で飲んだほうが安くておいしいじゃん! という時期は人生で来がちですね。わたしは最近そうです。今日はじめて行ったお店で、メニューに青島ビールというお酒がありました。
 そうです、京都に半年住んでいたときも、たまの贅沢と言って通った中華屋がありまして(牛肉とピーマンの炒めが一等好きでした)。そこでは一本は必ず青島ビールを頼んでいました。
 青島ビールというのはかなりあっさりしたビールで大変飲みやすいです。ですが、食前に真っ先に来るビールとしては少しもの足りない。ところが、味のしっかりした前菜やら主菜やらと食べると、これしかないというおいしさのビールに様変わりします。
 オーダーしてから一番最初に来て口にする飲み物というのもあって、これから来る料理が待ち遠しくなる一番の前菜みたいだな、と青島ビールのことを思い、それから、薄くて次への期待を煽るという意味では和歌における枕詞のような役割があるなと、そう胡乱な考えを始めるくらいには今もうすっかり酔ってしまっているようで。